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その昔…ハンドボール🤾‍♂️に情熱を傾けておりました…

#人財育成型®︎講師 
#魔法の接客術®︎アドバイザー
#スーパー営業サポーター®︎
#モヒカン紳士
#生駒俊介
でっす。

それは、高校三年の夏…
我々桃山学院高校ハンドボール部は、兵庫県で開催されていたインターハイに出場しました。
激戦の大阪府を制し、母校としては二度目のインターハイ出場でした。

その2回戦のこと…

春の合宿で何度も試合をしたチーム、新浜工業高校とあたりました。
新浜工業は強く、勝ったり負けたりでもやや部が悪い相手でした。
ゲームは前半から新浜工業にリードを許しながらも、何となく『勝てるかも』と思いながら進んでいました〜

前半は2点差をつけられての折り返し…後半になりフォーメーションも決まりだし一進一退の攻防となりました。
確か…やっとのことリードしたのは後半も残り五分程度だったと思います。

しかし、新浜工業もおいすがり、ラスト2分で同点…
その後、ラスト1分…我が桃山ボールのフリースローを奪いました。
どんなプレーのフォーメーションをするか…サインを出すのはこの私です。
そこで、辻に打たすか…西村に打たすか…選択をしたのが、辻でした。
ボールを渡しながらブロックをかけにいく。
辻の放ったシュートはコースが甘いと判断、咄嗟に帰陣につかなきゃ!と思いながらシュートの行方を確認…
と、相手新浜工業のゴールキーパー🥅が先読みをして動いていた…何度も練習試合をしていただけにクセをよんでのこと…ただ、結果これが功を奏して普通当たらない右足のかかとにボールを当ててしまい、ゴールイン❗️

桃山学院の勝利&接戦をモノにし一点差で逃げ切ったゲームとなった。

その後の静岡農業とは圧倒的な勝利、準々決勝では氷見高校に逆転を許し敗退はしたが、全国ベスト8の戦績を納めた。

辻武志君

君は確か小学校5年の時に転入して来ましたねー
中学になると一年の秋からハンドボール部に入部、一緒に全国大会に出場し日本一に輝きました。
たまたま進学した高校が同じでした。
もちろん、又、ハンドボール部へ〜

恩師の高橋精一先生の厳しい指導の下、三年時にようやく全国への切符をもぎ取りましたね!

その後、私は中央大学に進む君は法政大学に…同じ関東リーグでも試合をしました。

同じサラリーマンになった君とは、君が東京に転勤になると聞いた時
『市川に住めよ〜』
と、私が言った一言で君は市川に住むことに…
三年ほど、同級生の山田やご近所の高田サン一家とよくつるんで遊びました。

ある時、桃山の同級生のその山田と呑んだ時に『国体出場20周年記念で、旅行に行こうぜ!』と言うことになり、3人でバンコクにも遊びに行きましたねー本当に3人でバカをしました!

その後、君は大阪勤務となり奈良に帰りました。
で、私も横浜に移住。

私が仕事で大阪に行くタイミングで、大阪でも何度か飲みました。良三サンや戸崎サン、そして赤坂や松田なんかと呑んで騒いだのが、つい先日の様に思います。

そんな君から二年前の夏に電話で病気のことを告げられました。
ショックでした…
でも、君は気丈に振る舞ってました。

地元の良三サンに幾度と電話を掛けて、君の様子を聞きました。
『元気にしてるで〜この前も一緒にゴルフ行った〜』
そんなことを聞くと、いつもホッとしてました。

昨年の12月、久しぶりに地元の生駒でも呑みました。
君は意外と元気で、お酒をたくさん呑んでました。
心配した私は『そんなに呑んで大丈夫か⁉️』と声を掛けると、よっぽど楽しかったのか…
『今日は大丈夫や〜』と笑って言葉を返してくれました。

君とお酒を呑んだのはその日が最後

4月に私が上の娘を連れて関西を訪れた時、調子はイマイチだけど…と言いながら、君の車に乗せてもらい、君の奥さんや愛犬を連れて私の家のあった場所や何十年かぶりに生駒中学校を見に行きましたねー

この前、先月に下の娘を連れて関西に行った折は、緩和ケア病棟に入院をしている君に会いに行きました。
話せないか?と思っていたとは裏腹に君は元気そうで、車イス状態でしたが、病院のテラスまで行き、温かな外の空気の中で談笑しましたねー
生駒山をバックに写真も撮りました。

精一杯の笑顔、そしてサムアップまでした君の顔は細面だった君のお父さんそっくりでした。
小一時間ほど一緒にいることが出来ましたねー
それが、君との最後でした。

謝らなきゃならないことだらけです…
高校の時のゲームで君の横を守っていた私は幾度となく君に助けられました。

謝らなきゃならないことだらけです…
高校の帰りに一緒に餃子を食べて帰りましたねーそして、近鉄に乗るや否や『お前餃子食べたやろ〜ニンニク臭いわ〜』と言って困らせました。

謝らななきゃならないことだらけです…
いっぱい&いっぱいありすぎです…

全然謝りきれていません…
謝りたいのです!
でも、もう面と向かっては謝ることすら出来なくなりました。
寂しいです。


先週の金曜日、君の最後の姿を見て…いや、チラッとしか見れなかったですが…
やつれ果てた君の顔を見て…

やっと逝けたんだなぁ〜と思いました。

もう、頑張らなくても良いんだよ…
あの世で、ハンドボールの練習の時に飲ませてもらえなかった水をおもいっきり水を飲んで下さい。

好きなゴルフでも
好きなテニスでも
そして、若かりし時にしていたハンドボールでもやって下さい♪

ふと思うと君との思い出が蘇って来ます。 
今まで思い出すことも無い様なことまで…
この私は、ここ数日、いなくなってわかる寂しさを痛感しております。
恐らく、これが謝らなかった私への仕打ちなのかも知れないかも〜なんて感じたりします。

私の中では、10月にお見舞いに行けて、最後まで笑顔だった君がいてくれて、これが私の納得となっています。

そして、この心境を一言で表すと…

やるせ無い

61歳にして初めての感じる感覚なのですが…
今…君を思うとそんな気持ちになってしまってます。

本当は感謝しなければいけないのかも知れないのですが、まだ時間がかかりそうです。
ごめんなさい。

僕の中で、少し落ち着いてきたら、謝りながら感謝したいと思っています。

ただ、今はやるせ無いのです。

辻、ありがとう。
辻、安らかに…

感謝。